おとな女子留学&ヨーロッパ鉄道の旅

おとな女子のヨーロッパひとり旅です。

ローマ到着早々、スリ軍団に狙われる!

疲れていたんだと思う…
フィレンツェは徒歩ばっかりで歩き通しだったし、電車は遅れるし。

電車の中でも、イタリアっぽいエピソードがあったのよ。

1等車に乗るとお飲み物とお菓子のサービスがあります。
なのに、車掌さんスルーして行きよった!

“スクージ(Excuse me)”
“お菓子と飲み物もらってないんだけど…”
って言ったら、思いっきりの愛想笑いで、“マダム、忘れてなんかいまへんで~”
みたいな感じで、ちゃんとジュースとポテチもらいましたよ。
ホントお調子者!

それで、遅れたけれど、なんだかんだて無事にローマテルミニ駅には着きました!

また、ローマもバスの乗り方がよくわからない。どこにバスが走っているかも…。
地下鉄は2つだけ。その理由は地下を掘ると遺跡が出てしまうからって…遺跡だらけの街なんだね、ホント。
必要なのは地下鉄の3日間乗り放題チケット。お金おろしてきたら、額面が大きなお金だったので、どこかのお店で朝ごはん食べて、お金を崩しておけばよかったのに…。
それを私は、とんでもない間違いを冒してしまったのです。
頭がボケていたのか…地下鉄の切符売り場で3日券買おう!って、地下鉄方向に降りちゃいました。
券売機の周りは人多かったなので、安心しちゃったのか、高額紙幣を入れてしまって、戻されるって、わかっていることをやってしまった。
すると、後ろから「カードなら使える」と教えてくれる声が。もしかしたら窃盗団さん?
と頭をよぎったのに、カードも使えるかしら、とやってしまいました。暗証番号も入れるところ見られていたかも。ヤバい、ヤバい。
早くこの場を退散しなくちゃ。

周りが、こっちなら買えるぞ、って言っている声を無視して、「タクシーで行くからもういいです」と、人混みから逃れてきました。
大きなスーツケース。これがあったから、エスカレーターではなく、エレベーターに乗ってしまったのです。
エレベーターは裏手の方にありこちらに来る人も少ないです。
スリ軍団とはオサラバと思ったら、閉まる寸前に男が二人乗り込んできました。
さっきの男たち。
“この上にも切符売り場あるからね”
なんて気さくに話しかけてきたと思ったら、もう一人の男の手が、私の鞄のチャックに伸びているではありませんか。はっと気づいた私は咄嗟にファスナーの上に手を乗せてガードしました。お互い指先が当たってしまって、気まずい雰囲気に。
そして、途中へんな何もない階に止まってしまいましたが、無理やり下ろされることもなく、国鉄の駅構内に戻ってこれました。
そこからは、男たちは元いた方向に戻っていきました。