おとな女子留学&ヨーロッパ鉄道の旅

おとな女子のヨーロッパひとり旅です。

ユングフラウヨッホ~よかったけれど高山病

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今回のスイス旅のテーマは、“鉄道”。

ユングフラウヨッホに行くよりも、ユングフラウ鉄道に乗ってみたかったのです。
標高も高いがお値段も高い。
普通に買うと、片道1万円。
しかし、行ってみると、その理由がわかります。
山をくりぬいてトンネルを作っています。
アイガーグレッシャー駅を出ると、ずっとトンネル。
途中、アイスメーアでは5分停車し、窓から氷河を見れるようにしてくれています。

順を追って説明しますと…

まず、グリンデルワルドからクライネシャデックまで30分。この間の景色も素敵です。

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そして、クライネシャデックで乗り換えです。
そこからはユングフラウヨッホまで15分。
ほぼ、時刻通りに運航されています。

アイガーグレッシャーを過ぎるとすぐにトンネル。
ユングフラウヨッホの駅もトンネルの中です。
駅を出ると、と言ってもホームも平らでどこからどこまでがホームなのかわからない。
しかし、入り口は表示されているので、すぐにわかります。
そこから、“Tour”の表示に沿って見て歩けば、全部見れます。私は大体2時間取りました。
ツアーで来ると、そんなに時間がとれないかもしれません。
最初に、スフィンクス展望台にエレベーターで上がります。
そこは360度の展望台で、アレッチ氷河、スイスを代表する名峰アイガー、ユングフラウ、メンヒが連なるベルナーアルプスの三名山をのぞむことができます。
壮大な景色です。
日本とはスケールが違いますね~😆

私はそこで山を見ながら、持ってきたマフィンで朝ごはん。
最高です‼️

そこからエレベーターで降り、外に出て氷河を歩きました。
お天気がよかったので、雪は溶けぎみ。
凍っていなかったので、歩きやすかったです。
椅子も置いてあるので、氷河の上でしばし日光浴。
最高です‼️

ずいぶん時間を使ってしまったので、急いで他も周りました。
氷河の中をくりぬいて作ったアイスパレスIce Palaceはよかったですよ。
寒かったけれど。

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床も天井も壁も氷。
中には、氷の彫刻がたくさんありました。
写真を撮れるスポットも。

最後はレストランやショップのあるエリアに出て、鉄道駅に戻ります。

私はチケットは行きは日本からネットで購入し、帰りは天候を見ながら計画しようと思って、日本語観光案内所でユングフラウヨッホ~アイガーグレッシャーとクライネシャデックからユングフラウヨッホまでの切符を購入しました。ハーフフェアカードも購入していたので、チケットは半額。ユングフラウヨッホ駅でもチケットは購入できますので、余程の繁忙期でなければ、お天気見ながら、後で買っても大丈夫です。

アイガーグレッシャーで途中下車するのは、ハイキングのため。
下りのハイキングコースなら負担がありません。
私の肺は、今、小さな腫瘍らしき影があることや、拘束性肺疾患も抱えていて、普通の人の65%しか肺活量がありません。
なので、山登りができないわけです。
ですが、下りなら大丈夫。
楽々行けます!

ここ、グリンデルワルドは、鉄道の他にも、ロープウェイやゴンドラなど、山に登る手段はたくさんあります。なので、下るだけのハイキングも可能なのです。

アイガーグレッシャー駅を降りてはみたものの、日本のようにはっきりとした案内板があるわけでもなく、人が歩いて行く方向に行ってみるしかありません。
さすがにハイキングコースまではgoogleで、でてきません。
二手に分かれて行くので、最初は下へ降りてみました。
しかし、何か違うような気がして、駅に戻り、線路に沿った道を歩き始めました。
すると、そこには赤と白のペンキで矢印が。
これが、スイスのハイキング道路の目印らしいです(後から調べてわかりました)。ちなみに、登山道は青です。

線路を無造作に渡ると、快適なハイキングコース。

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のんびりお散歩です。

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眼科には、ユングフラウ鉄道が走っているのが見えます。

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2キロほどの道のりなので、ゆっくり歩いても1時間。
ベビーカーで来ている人もいました。

これがクライネシャデックの駅を上から写した写真。

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たくさんの山岳鉄道が乗り入れていて面白い風景です。

クライネシャデックに降りたら、ちょうど1時でしたので、ここでランチ。

少しだけメンリッフェン方面に登り、“アイガーノートヴァンド”でアイガーの北壁を目の前にしてご飯をいただきました。

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スイスでは、何にでもフレンチフライをつけようとするのですが、私は揚げ物は拒否してマッシュポテトにしてみました。
ライスも選べるみたいだったので、そっちにすればよかった。何故なら、スイスの食事は何でも塩辛い。ご飯には合うと思います。
ただ
塩辛い料理に塩辛いフレンチフライは勘弁です。
昼がボリュームあった(smoll portionにしてもらったけれど)ので、夜は野菜ジュースとクロワッサンで。

お天気が大丈夫なら、ここからヴェンゲンに電車で行き、ロープウェイでメンリッヒェンに登り、メンリッヒェンから歩いてすぐなのでクライネシャデックまで降りてくる予定でした。
ただ、午後3時からの降水確率が50%立だったので止めて、早めに下山しました。

ところが、部屋に帰ってから、ひどい頭痛が…。
水分をたくさん取って、横になっていましたが、起きるとまた頭痛。
風邪か高山病か。
寒いので、長袖を何枚か着こんで布団かぶってましたが、なかなか良くなりません。
高山病の可能性も考えて、禁じ手かもしれませんが、喘息の発作用に持ってきていたメプチンを吸入。
そうしたら、急に楽になり、頭痛も改善してきました。
甘いものが欲しくなり、イギリスの湖水地方で買ったジンジャーブレッドをひとかじり。
これも役にたったようで、頭痛は引いていってくれました。
高山病恐るべし。

標高1000メートルのグリンデルワルドから、いきなり3500メートルのユングフラウヨッホまで行ったのだから無謀でした。
3000メートル手前で1時間は慣らすべきでした。
列車で簡単に行けてしまうので、盲点でしたね。

グリンデルワルドの駅前に薬局があったら、高山病予防の薬とアスピリンを買っておこうと思います。

今日は、ツェルマットに向けて、ローカル線の旅です。
さらに、標高の高いところなので、気をつけないと💦です。