おとな女子留学&ヨーロッパ鉄道の旅

おとな女子のヨーロッパひとり旅です。

スイスなんて…グリンデルワルドのバス!

怒っています…

いや、怒っていました…

ゴールデンパスルートは快適でした。
これについては後程書きます。
そのことはちょっと置いておいて、グリンデルワルド。

私も、ちゃんと事前にGooglemapで調べなかったのが悪いんだけど、今回のホテル、booking.comの徒歩5分の記述を信じていた。しかし、それは最寄りの“バス停”から徒歩5分でした。
実際は、グリンデルワルドから1時間に2本しかないバスで4つめ。
“4つめ近いじゃん!”と、侮ってはいけません。登り坂ですから。
重たいスーツケースを持ってでは、とても歩けません。
偶然にも、それらしいバスには乗れました。
ところが降りる停留所がわからない…(._.)
ググるも、2つめの停留所で降りると書いてある。
しかし、2つめはいくら何でも近すぎる。
なので、その次で降りてみた。
しかし、そこはまだひとつ手前のバス停。ググると、まだ距離がある。この先ずっと登り坂。
仕方がないので、バス停で30分待つことに。
本当なら、この日メリッヒェンに行きたかったのだが、この30分のロスで行けないと判断。
この間に調べて、行き先を近くのフィルストに変更しました。
そして、やっときた次のバスに乗ります。
次のバス停で降ります、と運転手に伝えたはずが、どんどんバスは登っていく。
誰かがブザーを押したのだけど、そこで運転手が“誰が押したんだ!”と言う。いや、バスだから降りたいところでボタン押すでしょ?なぜ、当たり前のことに怒る?と、思ったけれど、ここで一緒に降りないとどこまでいくかわからない。とにかく、バスを降りました。
そして、またググる
バスが動いている間は電波が不安定で携帯はフリーズ。
どうやらホテルを通りすぎ、だいぶ登ってきてしまったようでした。
しかし、またバスを待っていても30分。ここから戻るのは、下りなので歩くことに。
徒歩15分くらいかかって、ようやく到着。
ホテルの看板の矢印がおかしくて、道に迷いながらもなんとか到着。
汗だく、息切れ…、悲惨な状態。
ホテルに2時から3時に着くと連絡してあるのに、レセプションには誰もいない。
“ハロー”と、何度か声をかけて、初老の男性の声が返ってきた。
しかし、そこに現れたのは、挨拶もない女性。スタッフなのかな?、家族なのかな?レセプションの中に入っていくので、スタッフなんだろう。
名前や住所を書く宿帳の紙を渡されて、ここに名前だけ書いて、と言う。
住所なんかは、予約の通りにすでに書き写してありました。
こちらも、疲れてはいるものの、急いで出かけたいので、サクッと書いて、一通りの説明を聞き、鍵を受け取り、部屋に行きました。
エレベーターがあるのははありがたい。しかし、スタッフは部屋までは案内しないし、荷物も持ってくれない。そこは、ビジネスホテル風。
部屋は残念ながら、南向きではなかった。南側ならアイガーが目の前。お部屋のセレクション。これは仕方ないです。こちらは一人旅なので仕方ないです。

また、急がないとバスに乗り遅れてしまうので、荷物もだけ置いて、バス停に戻りました。待つこと5分。
バスはやってきました。
私一人しかいない、曲がりくねった道沿いのバス停です。わかるように、大きく手を上げて、止まってもらえるように合図しました。
ところが、運転手さんは、こちらに✌️サインをして通り過ぎてしまいました。

“はあ?”

もう気が抜けるというのか、ここのバスはどうなっているのだ?と思ったのと、バスは当てにならない、と学習しました。

また、徒歩で下ります。

10分ほどでゴンドラの乗り場に着きました。

ここからは観光!
気を取り直して、楽しもう!

チケットはハーフウェイパスで半額になります。往復かどうか聞かれたけれど、すでに3時過ぎているし、歩いて返ってくるのは無理そうなので、往復買っておきました。
さて、入ろうとするも、案内看板はなく、切符売り場の人も小屋の中、どうやら出口から入ってしまったようです。
なんか、おかしいので、反対側?と思って、また、切符売り場に戻り、そこを横切り、反対側に出ると、入り口がありました。
入場は、バーコードをチェックする機械のようです。
チケットを赤い光の場所に差し込んでみます。
反応しません。もう一回差し込んでみます。
反応しません。
もう一回…。かすかに、目の前のバーの色が緑とオレンジの混ざった色になったけれど、バーは開きません。
もう一回やってみます。
何度やっても赤のまま。

すると、係員の人が出てきて、

「これは2回は使えないんだ。もう1回使ったからポイだよ」とチケットを捨てる真似をします。

さっきのバスと言い、このゴンドラといい、ふざけすぎている💢💢💨

ちなみに、このチケット半額になったと言っても30フラン払ってますから。
日本円にして4000円くらいです。

一回も乗ってないのに、4000円をゴミ箱に捨てろ、と言われた私は、黙ってはいません。

怒ることは滅多にない私ですが、このまま引き下がる私でもありません。

こういう時は、日本語で話す方が(勢いが)通じるので、日本語で話します。

「この機械が反応しなかったのです。私はまだ一回も乗ってない。だから、機械が動かなかったんです!」

と。

「英語は話せないのか?」

と、ふざけたことを言ってきたので、

「英語話せるけれど、話さない!とにかく、さっき、そこで30フランも払ったのに乗れないって?」

って、言いました。
英語話せると言ったら、英語で一方的に説明されてポイされてさしまう可能性が高いと判断しました。

この勢いが伝わったのか、通してくれました。


ゴンドラ乗り場まで何度も振り返って、

“ホント、スイス人ときたら…ブツブツ…ぼったくりスイス…ブツブツ”

と文句を言いながら、ゴンドラに乗り込むと、白人男性が“一緒にいいですか”と乗り込んできました。

さっき、私がおじさんとバトルしているの見てましたよね?よく、そんなおばさんと一緒に乗れるね?

と、思いながらも

“sure”

この空気読まないマイペースはドイツ人に違いない。
勝手にそう決めつけて、私は窓の外をボーッみたり、ガイドブック読んだり。
たぶん、私の怒りのオーラが強すぎて、ドイツ人も圧倒され無口に?

ホント、もう、どこかヤケクソで、景色なんてどうでもよくなってしまってます。
山頂に着いたから、何がしたいわけでもないし。

結構長い30分のゴンドラで山頂到着。

とりあえず、景色が見える橋があるので、行ってみました。せりだした部分が記念撮影する場所みたいで行列ができていました。
並んでいると、雲行きが怪しくなってきたので、隣に見えるレストランで、取っ手いなかった昼食を取る方が良さそう。
今ならテラスで食べられる!

焼け酒ではないのですが、この景色を見ながらのビール🍺が最高!って、ガイドブックに書いてあったので、やってみました。

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セルフサービスなので、自分で好きなものを取ります。
ご飯ものは、ゲレンデ食レベル。
量も多そうなので、とりあえずソーセージでも食べておこう、とロスティとソーセージを頼みました。
英語が通じるので、そこはフランスよりは楽。
だけど、この注文うけたお兄さん、お客さんの前で、ソーセージかじりながら仕事してますけど、これはよいのですかねえ?スイスでは…。

まあ、愛想も良かったので、今までのスイス人より良いと思わなければ…。

そして、ソーセージとビールで、なんと!3000円です。
この物価の高さには驚かされます。

来ちゃったので、仕方ないですけど。

テラスの一番山よりのテーブルに席を取り、山の岩肌を見ながらのビール🍺は最高でした。あまり、アルコール度数も強くなくて飲みやすいです。
ロスティは塩辛くて、途中で断念。塩辛いの好きな私でも、限界を越えてました。
ソーセージは…うまくもないが、不味くもない。
イギリス料理の方がまだ美味しかった。

そこは、雄大な景色に免じて許そうとしましょう。

レストランのテラスから眺めていると、何やら行列ができています。
ブランコのように座って、ロープを滑り降りるアトラクションみたい。
ハイキングできる時間がでもないし、さっきのゴンドラで帰りたくもないので、これにチャレンジすることにしました。

かなり風も強くなって、待っている間も肌寒い。そして、ここでもマイペースな感じでやっているから、なかなか列も進みません。
30分くらいは待ったかな?
事前に、安全についての説明を読んで、住所、氏名を書いてサインします。
そんなに変な文章ではなかったけれど、そこに書かれていたヘルメットは用意されていないし、ブレーキを確認してから乗ります、みたいなことも書かれていたけれど、そもそもブレーキないみたいだし。ここも、ちょっと?かなり?適当。

大丈夫なのか?

わからないけど、たぶん、大丈夫に違いないと信じる。

前に中国人親子が並んでいました。

その安全確認の紙に、英語でファミリーネームを書いて、と言われて、ファミリーネームはない!と言ってます。
そして、自分の名前は、“TOM”で息子の名前は“Jerry”と言ってます。
セカンドネーム持っている人もいるので、ふざけた名前だけど、本当かもしれない。

私も、さっと書いて提出しました。
漢字の名前の横に、アルファベットで名前を書けばよいだけ。簡単です。

ところが、この受付のお姉さん、私の紙を中国人に見せて、このように書くのよ!と指導してます。

確かに漢字は同じだけど、ちょっと違うから、見本にされてもなあ、と思っていたら、観念したのか中国人親子。
ファーストネームを書き始めました。

それが… 

「Micky」

受付のお姉さんと私は、同時に、

「No~」

思わず、顔を見合わせてしまいました。
中国人の書いた紙を見ると、略字で書いてあるので、読めないのですが、サインのところだけ“温・・”と書いてあります。
受付のお姉さんはパスポートみせろといい始めるし、私が漢字を確認していることがわかったのか、今度こそ観念して、“wong”だと答えました。
なぜ、中国人自分の名前を言わないのでしょう?

それに、ファーストネーム“ミッキー”って、ありえない…。

世の中には理解不能なものがたくさんあります。世界は広いです。

そして、このなんとかフライヤーという乗り物、楽しみましたよ~😆

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怖くはない。結構なスピードで気持ちいいです。
楽しくて、叫んでしまいました。
ここは外国。
外国人になったつもりで楽しませてもらいました。
勢いがよいだけに、最後にたどり着いた時の衝撃が半端なかったです。
むち打ちになるかと思ったこと…セーフ。

ここからはカートで山道を降りられますが、並んでいたら、とうとう雨。
濡れながら遊ぶ外国人も多いけれど、私は明日のことを考えてパスしました。
濡れると風邪ひきますから。

そして、嫌だけどゴンドラで戻ります。
今度こそは!と思って、緑に変わった瞬間にバーを回しました。そうしたら、なんとか入れた!
良かったあ。
それにしても、捨てようとしていた係員。
本当に、スイス人のやることには度肝を抜かれます。

帰りのゴンドラの乗客の方々はよい人ばかりで、私がひとりとわかったのか、空いている席に先に乗って、と前に進ませてもらいました。
相乗りしたご夫婦は中国の方でしたけれど、英語も堪能でとても気を使ってくださる方。
中国広いので、いろんな方がいらっしゃいますね。

面白いです。

バスは途中では乗せてくれないとわかったので、帰りは駅まで戻って駅のバス停から乗ることにしました。
時間もあるので、スーパーで買い出し。水やジュース、甘いもの。
スイスの肉売り場に生肉がなかったような…。魚も見なかった。ソーセージなどの加工食品かビーフジャーキーみたいなもの。
野菜も果物も高い!
ロンドンで3個で1ポンドで売っていた桃が1つ約4フランとなっていました。10倍です。

スーパーもレストランもダメとなると、

食べるものがない…。

夜になったら、お腹がシクシク😢💦
ストレスもあるのだろうけれど、食べ物も合わないのだと思う。
フランス語圏は、まだ、美味しそうなレストランあったのに。

どうしよう…

早く次に移動したい。

宿の部屋は良かったです。

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素晴らしいヴェッターホルンのモルゲンロートも見れました。

そして、1ヶ月ぶりに湯船につかれました。

そして、洗濯もしました。

スイスにはコインランドリーがありません。
グリンデルワルドにそれらしきものを見つけましたが、街中でここからは遠いので、諦めました。

さあ、明日はユングフラウヨッホ~!