おとな女子留学&ヨーロッパ鉄道の旅

おとな女子のヨーロッパひとり旅です。

ローマ2日め 教皇の別荘ガンドルフォ城

今日はロンドンの語学学校で同じクラスだったダニエレ夫妻がどこかにドライブに連れて行ってくれるとのこと。

フィレンツェで散々な目にあったときにも相談に乗ってくれた。ありがとう…。

とにかく、地下鉄の終点まで乗ってきてくれれば、そこからは車で移動。

地上に出ると何もないところでしたが、そこに白のBMWが1台。なんと、ダニエレはイタリアに帰ると社長さんでした。ロンドンのカタコト英語おじさんからは想像できない雰囲気。奥様の方が英語は堪能だったので、なんとか大丈夫そう。

ダニエレ夫妻

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この近辺にお住まいだそう。

日本で言えば、鎌倉に住んで東京にオフィスという感じらしい。


まず、最初にオススメのコーヒー店へ。

「朝はここのエスプレッソから、ね」

と美味しいエスプレッソをいただきました。

ダニエレ曰く、目覚ましのために飲むんだよ、と。

小さいカップを一気に一息で…これがイタリア人の飲み方なのか。

と感動していると、早速車で移動。


美しい湖が見えてきます。

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この湖畔に教皇の別荘がありました。

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歴代の教皇はほとんどバチカンに行かないで、ここに執務していたそう。しかし、今の教皇は別荘は使わないので、こうやって一般市民に開放しているとのこと。

建物の中は質素ではあるけれど、美しく整えられています。瞑想のお部屋があったり、宗教家の住むお屋敷という佇まい。

すごいのはお庭。車で回って見るくらい大きな庭園があります。ここを散歩しながら、いろいろなことを思ったのだろうな、と想像しました。

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別荘を出て、湖畔のレストランで遅めのランチ。


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素敵なレストランでした。メニューは日本のイタリアンと変わらない感じ。私はボロネーゼを注文。

もちろん美味しかったです。

ここでもイタリアっぽいエピソードがひとつ。

レストランの席が満席で入れない。ダニエレと店員さんが何やら話しているけれど、どうも拉致があかなさそう。と思っていたら、席を確保。

どうやって席を確保したのか、こっそり聞いて見ると、予約と書いてある札を隠した…というではありませんか!

あれあれ…。ダニエレは秘密だよとウインクでサイン。

そうしたら、奥様がウインクを勘違いして、ちょっとお冠になってしまいました。

この誤解を晴らすだけの英語力は私にはなく、気まずい空気が最後まで続きます。

これはなんとかしなければと、帰りの車の中で持っていた折り紙で折り鶴を作り、グラッツェミッレ、ありがとうの言葉と共にプレゼントしました。

少しは誤解は解けたかな?

是非日本に来て。そして、いつか日本に来たらときは案内するからと約束しました。

日本人は日本が世界で知られた国だと思っている人が多いと思いますが、意外と日本は遠い国。福島原発事故のことも知っている人は少なく、日本の文化は千数百年の歴史があることも知られていません。

日本は世界から見たら、極東の小さな島国なんだと改めて認識しました。

だからこそ、日本人の良さを伝えていかなきゃと思います。