おとな女子留学&ヨーロッパ鉄道の旅

おとな女子のヨーロッパひとり旅です。

スフォルツェスコ城半日いてもよいかも~

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ルネサンス様式の代表的建築であるスフォルツェスコ城。
1466年に建造された高さ109メートルのフィラレーテの塔でございます。
これがスフォルツェスコ城の正門です。

歩き疲れたので、軽くボロネーゼをランチに頂いてから、ドゥオーモから1駅だけトラムに乗ってみました。

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少し歩くと、カステッロ広場につきます。
イタリア統一を推進した軍事家ジュゼッペ・ガリバルディの騎馬像がありました。

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騎馬像の側には、馬に乗った警官が2人。

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この辺もいろんな物売りがいるので見張っているのでしょう。
観光地は、警官が見回っているお陰で犯罪は減ったかもしれません。

さて、まず目にとまるのは高さ109メートルのフィラレーテの塔です。
うわー、お城だ!と感動!

15世紀中頃にフランチェスコ・スフォルツェスコ公爵が以前のミラノの支配者ヴィスコンティ家の居城を改築して城塞としたのが始まり。スフォルツェスコ家は中世の時代にミラノを首都とするミラノ公国の事実上の君主です。

門をくぐると大きな広場に出ます。
武器の広場。
ここは守りのための広場なのでしょう。
その内側の建物右手がチケット売り場とエントランスになっています。
今は市民博物館として、建物の中が公開されています。公開されているだけでなく、古代から近代までの様々なテーマの展示があります。

しかし、ゆっくり見ている時間がないので、見所のダ・ヴィンチの天井へ。

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この天井は、何層にも重なった水漆喰をはがしたところ発見されたもので、ダ・ヴィンチが1400年代後半に、ミラノ公爵の宮廷画家だった頃に描かれたものとみられる。なぜ絵が隠されていたのか、理由はまだ明らかになっていないらしい。

思わず、“うわっ、きれい”と思ってしまいました。

通りすぎるのではなく、ゆっくり佇んでいたい場所。

ずっと天井画のある部屋が続いており、どれも美しいのですが、このグリーンは飛び抜けて美しい。庭の芝生の緑と競うような鮮やかさ。
実は、あれ?どれがダ・ヴィンチだった?って通りすぎた後に、調べたら、この緑の天井のことでした。

さて、もうひとつの見所は、ミケランジェロの未完の作品「ロンダニーニのピエタ」。

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88才で亡くなる3日前まで掘っていたそうです。目も見えなくなっていたとか。

ミケランジェロは4作品の「ピエタ」を作っています。
最も有名なものはローマのサン・ピエトロ大聖堂ピエタ」。
他に「フィレンツェピエタ」(未完成)、「パレストリーナピエタ」(未完成)があります。

未完とはいえ、何か寂しそうな感じが伝わってきます。

作品のエネルギーが時代を越えて伝わる不思議。

もしかしたら、もうひとついけるかも、ということで、次は徒歩で活けるブレア美術館です。